お葬儀の会葬お礼。霊柩車の出発の前に喪主または親族代表が、会葬者にお礼のあいさつをするのが最近の風習です。会葬礼状(会葬御礼)の書き方なども!
「弔問」や「参列」などまぎらわしい言葉がいろいろありますが、「会葬」とは、正式には、葬儀・告別式に列席することをさしています。「弔問」は、お通夜などに訪れる場合をさしており、「参列」は、お通夜、葬儀どちらにも使えます。正しくいえば、通夜の挨拶では、「ご弔問賜り・・」、葬儀では、「ご会葬賜り・・」となるのです。会葬者は、まず、心身を整えて、失礼がないように服装をきちんとします。一般会葬者であれば、準喪服、平服でもかまいませんが、ネクタイや靴は「悲しみをきる」という気持ちを表す意味で黒いものを着用します。葬儀や告別式は、決められた時間内で行なわれますので、遅くても15分前には、到着するようにするという時間厳守が基本です。くれぐれも読経が始まってから着席するのは、失礼なので、避けたいですね。会葬者は、順番に焼香を行ない、自分の番が終わったら、すみやかに着席します。式場では、遺族への挨拶は、目礼にとどめておき、私語も謹むのが礼儀です。
会葬の御礼は、葬儀に列席してくださった方に、「葬儀に来ていただいてありがとうございます」という気持ちをこめて、御礼の品を差し上げます。つまり「香典返し」ということですね。本来なら、会葬では、会葬御礼を出し、「香典返し」は、49日に改めて、列席者に発送するのが正しいようですが、会葬御礼と香典返しをかねて、当日に渡してしまうという場合が多いようです。49日に改めて香典返しを発送するより、手間や費用が省けますが、両方を兼ねていることを理解してもらえないと、いつまでたっても、香典返しが来ないと思われてしまうこともあるようです。会葬御礼の渡し方には、いろいろあります。香典のあるなしに関わらず、会葬者全員に返礼品を渡す場合や、通夜では、全員に渡し、告別式では、香典と引き替えにする場合、お香典を持ってきた人にだけ渡す場合などです。住んでいる地域の風習や、宗教的なものなど、それぞれのやり方があると思われますので、臨機応変に対応します。
会葬礼状は、49日の法要が済んだら、なるべく早いうちに出すのが礼儀です。ハガキは黒縁のもので、喪主とその家族の名前の連名で出すことが多いようです。まず時候の挨拶から書き出し、会葬に列席していただいた御礼を述べます。たとえば、「このたび、○○の葬儀に関しまして、丁重なおくやみをいただきありがとうございました。」などで、香典やお供え物をいただいた時には、その御礼も書き添えます。そのあと、親しい人であれば、故人についての生前の思い出話などをいれるとよいでしょう。たとえば「○○は、入院中、××様のお見舞いを楽しみにしていました」や「○○は、××様とはたくさんの思い出があったようです」、「××様のことは、よく○○が話していました」などです。最後に、「今後は、残された家族、協力して生きていくつもりでございます。」などのように、これからのことをきちんと書いておきます。文末は、「略式ですが、書面をもって、ご挨拶も申しあげます」としめくくります。